このコインは共和政ローマの歴史上最終決戦であるアクティウムの海戦に際してマルクスアントニウスが発行したデナリウス銀貨です。
状態はFineです。
Legionary denariiと呼ばれるこれらのコインはアクティウムの海戦に際してアントニウスの配下の軍団に給料として支払われたコインです。
表面はガレー船(海戦を示唆?)裏面は2本の軍記と軍団のシンボルである鷹が刻印されており、また図柄は39種類ありますが大半のコインはLEG(軍団)I-XXIIIのパターンが一般的となります。
ここで面白い点が、例えばLEGIII(第3軍団)にはLEGIIIのイラストのコインのみが配布された訳では無く完全にランダムに配布されたようです。
そしてこのコインはLEGXX(第20軍団)のコインとなります。
また大半の共和政期発行のデナリウス銀貨は純銀で製造された為後世のローマ皇帝の時代に溶解され流通する事は激減しましたが、このコインは一部卑金属が使用された為やや純度が低くなり(約92.2%)そのために後世のローマ帝国でも広く流通しました。
そういった理由からこのコインも含めて大半のコインが激しく摩耗している事となっております。
これらのシリーズは間違いなく歴史の転換点で発行されたコインであり尚且つ後世のローマ帝国の繁栄も見届けたコインです!
きっと歴史を感じれるコインだとオススメ出来ます!
〜Wikipediaより〜
アクティウムの海戦(アクティウムのかいせん、ラテン語: Actiaca pugna)は、紀元前31年9月にオクタウィアヌス支持派とプトレマイオス朝およびマルクス・アントニウス支持派連合軍の間で行われた海戦である。海戦の名は戦場がイオニア海のアクティウム沖(現在のギリシャ共和国プレヴェザ)だったことに因む。
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