ベークライトは、100年以上前に開発された世界初の合成樹脂で、フェノール樹脂とも呼ばれ、主に 家電やコンピュータの基盤に使われています。このように三線の棹が作れる程の材料の入手には大変な困難が推測されます。この様な貴重な材料を用いて三線の棹に設えたのは昭和~平成に銘苅氏と人気を二分した名工平良昌則氏の手によるもので、氏の作品の中には「沖縄が誇る家宝の三線展」の中にもあ戦車の防弾ガラス(強化アクリル)で作られた三線もあります。本品は中央にずっしりとしたベークライトを用い、チラの左右と鳩胸の足りない部分を隙間なく継いで美しく形成されています。棹の重量は589gです。胴は5分張り程度に緩めにはられた本革一枚張りの盛嶋開鐘胴を付けて弾いていましたが、オリジナルの人工革胴も一緒にお付けします。カラクイはオリジナルの手作り品です。ティーガーは胴巻屋の手作り品で大変手の込んだ物です。ほぼ新品のハードケースに入れて発送させて頂きます。大変な珍品です。鳴りも驚く程、良く鳴ります。どうぞよろしくお願いいたします。
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