近代信楽の名工、滋賀県指定無形文化財信楽焼技術保持者の高橋楽斉の香合『編笠』です。
信楽の職人たちが使う(風変わりなモノ)を意味する「へちもん」という言葉がぴったりな豪快な作品。
「不均質」を大切にし、自然の風合いや、職人の遊び心、まごころが込められており、同じものが一つとしてありません。
こちらは陶印見あたりませんが、三代目高橋楽斎(本名 高橋光之助)の作品。
へちもんを探究する中で陶印を入れずに焼いたものが偶然上手くできた作品なのかもしれません。
編笠の上部の隆起したようなひびは窯変でしょうか。
内からの静かで力強い躍動感が感じられ、これはなんというか…実はUFOなのではないかと思えるのです。
三代楽斎が探究した桃山陶器風の焼締陶器の「へちもん」の世界観、地球内部から来るUFOや別次元の地底世界にまで想いを馳せられる愛くるしい香合です。
是非お手に取って愛で、こっそり観察して愛でてみて下さい♪
おおよそのサイズ
8cmx8cmx3.5cm
桐箱サイズ
10.8cmx10.8cmx7cm
※写真のしおり、落款入りの布付き
蓋裏の二方桟の片方がありません。
おそらく香合がUFOとして中から飛び出した際に外れてしまったのでしょう。
箱や紐に多少よごれあり。
新品ではないので神経質な方はご遠慮下さい。
ご覧頂きありがとうございます。
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#武道家のデザイン研究
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